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2004年6月16日

オリジナルファンド

この記事をTwitterに投稿するはてなにブックマーク はてなにブックマーク│ この記事のカテゴリ: 01. マーケティング

新聞などで、「○○ファンド」と名前のついたファンドをよく見るようになった。


株式運用を行うファンドは昔から星の数ほどあるが、近頃よく聞くファンドは直接事業に投資するタイプのものが多いようだ。


最近、有名なのは企業再生ファンド。経営破綻した企業に人材と資金を送り込んで、再生するファンドだ。リップルウッドやサーベラスといった外資系が優勢だったが、ここしばらくは急激に日本発の物が増えた。政府まで「産業再生機構」という再生ファンドを作る時代になったが、はっきりいってこれらは役に立っているのだか、立っていないのだかは現時点ではまだよくわからない。でも、しばらくの間、この手のファンドは増え続けるのだろう。


そして、次によく聞くファンドが、「IT」「バイオ」「ナノテク」分野に投資するファンド。最近のベンチャーキャピタルはだいたいこっち系が多い。どうも、新しい産業に投資して日本に強い企業を作っていこう!という気概によって作られる場合よりも、みんなが「IT」「バイオ」「ナノテク」に投資しているから、じゃあ、ウチも・・みたいなノリで作られているタイプの物が多いようだ・・・・。ひねりがなさ過ぎ。もうちょっと頭使おうぜ、といいたい。「IT」「バイオ」「ナノテク」は最先端技術を使って行う事業なのに、投資する側のほうが時代錯誤気味のような気がするのは私だけか?でも、当面、成長が期待できる分野ではあるので、この分野に投資するファンドばかりが増えるのも仕方がないことなのかもしれない。


その他、「アイドルファンド」「ゲームファンド」「ラーメンファンド」のような、変わり種系もある。これまで企業が自己資金もしくは借入金で行っていた投資を、一般の人にかわってもらうことが目的で作られるファンドだ。話題性は充分にある。しかし、どれも、いまいちリターンが少ないという問題を抱えている。今後もこういったユニーク系・オリジナル系のファンドは増えていくと思われる。


ユニーク飲食ファンドは儲かる!?


といった具合に今、「○○ファンド」という名前のファンドを作って投資するのは大ブームだ。不動産投資信託のリートなども含めると、とてつもなくたくさんの投資対象がある。


はっきりいって、これらのファンドは低金利・不況時代のあだ花に終わる可能性は結構高い。でも、こういうファンドが増えていくのは投資ベタな日本人にとってはよいことだと思う。で、この際、面白いので、私なりにこういったファンドをいくつか考えてみることにしました。


 
・水ファンド
「飲料水販売企業」「超純水や軟水を作り出す機器の製造、販売企業」「汚れた水を綺麗にする技術を持つ企業」など「」関連企業に投資するファンド。


21世紀は水の時代だ!ということがだいぶ前から盛んに言われている。いまや、飲料水はガソリンよりもはるかに高い値段なのに売れまくっている時代だ。故に「水」ファンドはかなり有望なのでは?と思う。IT系の企業のように急成長はしないかもしれないが、確実に将来成果を挙げる可能性が高いファンドだ。


水を制するものが世界を制する・・・といえるような気がしないでもない。

・音ファンド
「音」に関する企業に投資していくファンド。


音ファンド、といって多くの人が思い浮かべるのは、音響機器メーカーとかミュージシャンへの投資といったところかもしれない。でも、結構「音」という分野は広く、まだまだ未開拓の分野が多い。例えば、音に音をぶつけて騒音を消す技術とか、音声認識技術とか、超音波を使った検査システムとかはまだまだこれから発展する分野。また、ネット上の検索エンジンはまだテキストしか検索できないが、音声専門の検索エンジンの会社が出てくれば、次世代のYahooやGoogleになるかもしれない。こういったのも含めて「音ファンド」で投資すれば、かなり有望なのでは?という気がする。

・温度ファンド
「水」だとか、「音」だとか、形のないものばかりあげていますが、「温度」に関する分野もまだまだチャンスがあるのではないかと思う。


単純なところでは、コンビニなどで使われている業務冷蔵庫の電気代を大きく節約できる新型冷蔵庫みたいなもの。もう少し高度なところなら、超高温を使った瞬間殺菌システム、逆に低温度を使った物質の性質を変える技術とか、手術方法とか。


こういった分野で新技術を持つ企業に投資するファンド。

・文化ファンド
到来する洗脳社会」といった記事や、「マーケティングは心理学だ!」といった記事でも書いたが、これからの時代は、物がひたすら売れるような時代ではなく、体験や教養を高める分野が栄えるようになっていく。


すでに、家計に占める「生活必需品への支出」の割合は大きく減り、逆に「エンターテイメント」や旅行などの「体験」ができる分野への支出が大きく増えている。こういった状況から考えて、文化的な活動で新しい提案をしている企業に投資するファンドが、もう少しあってもいいのではないかと思う。


バブル期には「メセナ」と称して、いろいろと文化的な活動にお金を出す企業はあったが、それはあくまで一種のイメージアップ策の一環であったり、節税対策だったりした。しかし、これからはそういった分野で確実に収益を上げていく企業が増えていくものだと思われる。


こういった企業に集中的に投資して育てていくファンドがあるとよろしいのではないだろうか。

・エロファンド
世の中、やっぱり「エロ」は強い。インターネットの世界でも、多くの企業が収益を上げれずに次々と消えていったが、アダルト関係のサイトは最新技術を取り入れながら、しぶとく且つ確実に生き残ってきた。いまや、ポータルサイトでさえ、出会い系やらアダルトコンテンツで収益を上げる時代。やっぱり、エロは人間が生きている限り強い。


とういうわけで、アダルトビデオ製作会社とか風俗店に集中的に出資するファンドなんてどーだろう?案外、だれもおおっぴらにやりたがらないだけに、成果が上がるような気がするのだが・・・・。


 
と、いった具合に、まあ、考えればいくらでも思いつくもんですねえ、こういったものは。「IT」「バイオ」「ナノテク」みたいなわかりやすいものだけではなく、こういったいろいろなタイプのファンドができたほうがきっと世の中は面白くなっていくでしょう・・・多分。


 
さて、あなたが何か「○○ファンド」という名前のファンドを作るとしたら、いったいどういうことに投資するファンドを作りますか?


もしかしたら、そのファンドが日本経済を救う起爆剤的な役割を担うかもしれませんよ?


この記事をTwitterに投稿するはてなにブックマーク はてなにブックマーク│ posted by  okmt


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