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2004年7月19日

池田屋事件

この記事をTwitterに投稿するはてなにブックマーク はてなにブックマーク│ この記事のカテゴリ: 11. 雑学

で、「スチームボーイ」見た後、帰ってから「新撰組」をテレビで観たのですが、ちょうど池田屋の襲撃事件でした。基本的にほとんど新撰組は観ていないので、ちょうどメインイベント?の一つが見れて良かったです。
 
小さい頃から「歴史物」は実は結構好きです。いろいろと観まくったり読みまくったりしていますが、あれですねえ、世の中が激変してその時代を生きる人にとっては大変で仕方がない時代ほど、後にドラマや映画にしやすいですねえ。戦国時代とか、明治維新のときとか、戦時下とか、そういう時代ほど話が作りやすい。なんとも、その時代を生きた人からすれば、迷惑な話です・・・・。
 
「歴史」といえば、中学生のとき、「歴史について」なるもっともらしい題名の作文を夏休みの宿題として提出したら、先生にウケまくってしまい、そのまま学年代表として文化祭で全校生徒の前でその文を読まされた記憶もありますが、そのときも書いたとおり、歴史の教科書ってけっこうドラマと一緒と作り事や嘘ばっかり書いてあります。
 
例えば、世界史に出てくる「カノッサの屈辱」は、法王に破門された王様が許しを請うために三日三晩、裸足で教会の前に立ったため、当時いかに「法王の権力」が強かったか、を示す事例として紹介されていますが、実際にはその10年後、もう一度法王に逆らった王を法王が破門したら、今度は誰も法王の側につかず、逆に法王が捕まえられ幽閉された挙句、憤死したという話がついているのですが、これはほとんど触れられることがありません。
 


現代に置き換えてみれば、父親の後をついだばかりの若社長がその若さゆえに無謀な発言をしてしまって重要取引先を怒らせ、社員の「この若造めが」という白い目にたえられず、土下座してその取引先の許しを請うた事件がカノッサの屈辱であり、その10年後、社長業を10年やり、社員の信頼も十分に得た後、再び取引先を怒らせて「取引中止だ!」といわれたら、今度は取引中止したほうが大損してつぶれてしまった事件が、「法王の幽閉・憤死」になると思うのですが、これって法王権が強い弱いの話じゃなくて、人間関係とかの話ですよねえ?
 
これを法王権の強さの問題にしてしまうところが、かなり歴史家のいかげんなところだといえるでしょう。これを覚えさせられる受験生は大変です。
 
その他、忠臣蔵においては、46人で討ち入ったのに、いろは47文字にあわせるために一人架空の人物を作ってしまったと言う話もまったく知られておりません。インダス文明とか黄河文明とか世界には最初4大文明があったといわれているけれど、実は当時、すでに20以上の文明があったことが遠い昔にわかっていると言うこともあまり触れられません。江戸時代、老中・田沼意次は享保・寛政・天保の改革と同等の価値がある改革を行ったにもかかわらず、なんとなく賄賂を受け取っていたイメージが強いからと言う理由で、改革に名前がついていない、なんてのもかなり無茶な話です。
 
つまり、いい加減なんですね。歴史って・・・。
 
まあ、最近のテレビ・新聞のいい加減な報道をみても同じことですが、いつの時代も結局、人間はその場その場の価値観やはいい加減な判断でしのいでいる、ということでしょうか。
    

・・・・で、結局、こういう「人間の性」学ぶことこそが実は「歴史」の勉強なんだと思います。年号を暗記することが歴史の勉強ではないんですね、本当は。人間のやることは今も昔も大して変わっていない。これがわかるから、私は今も歴史がすきなのかもしれません。
 
まあ、そんな感じで、なんとなく「歴史」についての雑記でした。


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