対岸の彼女
対岸の彼女
角田 光代 (著)

久しぶりに小説を読んだ。直木賞作品。小説を読むのは、綿矢りさ、金原ひとみが賞を取ったときに読んで以来のような気がする。
ここしばらくはビジネス系や心理学系、雑学系などの「知識」物を読むことが多かったためか、読むのが結構しんどかった。感情移入しすぎだろうか?
作品のテーマは、「出会い」や「人間関係」。誰にでも思い当たるであろう、人間関係や心について話が出てきて、結構引き込まれる作品です。読後感は、「すっきりした感じ」でも「非常に重たい感じ」でもなく、なんだか妙な気分、というところでしょうか。
内容にはあえて触れないでおくことにします。読んでください、
ただ、この本を読むと自分の高校生のときのことや、その時代の友達のことを間違いなく思い出すでしょう。あの頃の自分はどうだったのか?今の自分はどうなのか?友達との関係は?・・・・などなど、いろいろなことが思い浮かぶと思います。
私の場合、いろいろと思い出しすぎて、なぜか興奮してしまい、眠れなくなってしまいました。で、いろいろと思い出したついでに、高校時代の同級生や友達の名前を検索エンジンに打ち込んで、調べてしまったりもしました。
ほとんどの人が検索にひっかからず。そんなものかもしれません。唯一、同じクラスの同級生の日記を見つけてしまいましたが、特に劇的な人生を送っているわけではないようです。つい最近、結婚したということを知って、ちょっとビックリしましたが。夏に久しぶりに会ったときは、そんなこと一言もいってなかったのになあ。とりあえず、おめでとう。仲良く暮らせよ。
・・・と、まあ、そういった感じで、いろいろなことを思い出す作品です。一度、読んでみるといいかもしれません。思わず、私と同じように、検索エンジンで友人の名前を調べてしまったりするかも・・・な作品だと思います。
(今日の一言)
作者の人は30代後半。よく、その年でこんな作品書けるなあ、と感心しました。私も、小・中・高校生ぐらいまでは、たまに小説を書いたりしていたのですが、今は、多分無理。そんな微妙な感情を書くことなど出来そうにもありません。
対岸の彼女
角田 光代 (著)

