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2005年3月22日

お金と経済と、その他いろいろ

戦争が終わった頃。物を作ったり、売ったり、買ったり、運んだりする、いわゆる「実体経済」の規模は、実に小さなものだった。それに付随するマネーの世界はもっと小さくて、実体経済にお金を供給する役割を充分に果たすことは出来ないものであった。


そこで、当時の人は考えた。お金がないなら、未来から借りてくればいい、と。


その結果、日本はめでたく大量の国債を発行する借金大国となった。


 
・・・そしてそれから60年が経つ。実体経済は非常に大きくなった。日本のGDPはいまや、約500兆を超える規模にまで成長した。日本は現在、アメリカに次ぐ世界第2位の経済大国である。


しかし、規模が大きくなった分だけ、経済の血液と呼ばれる「お金」の循環が上手くいかなくなりつつある。未来からお金を借りてくる、つまり借金ができる量もすでに限界点を越えるところまできてしまった。


では、そんな状況において、いったいどこからお金を持ってくればよいのか?


ふと横を見ると、マネーの世界がとてつもない規模に膨らんでいる。もともとは、実体経済ですぐに使われないお金を一時的においておくはずの場所であったマネーの世界は、いまや、デリバティブなどの世界も含めると、実体経済の50倍近い規模を誇るまで巨大なものなっている。


当然、今度はこちらから、実体経済のほうにお金を持ってきた方が良いのではないか?という理屈が成り立つわけで。そのためには、金利を引き上げる、といったマネーがやって来やすい環境を作り出す必要があるのだ。


でも、現在、国などが行っている施策は、基本的に「借金して公共事業を行う」ことと、「金利を下げれば、お金を借りる人が増えて、経済が活発になるはずだ」というケインズ政策の延長であったりする。


こんなのでよいのか?などといったことを、ふと考えたりする。



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