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2005年5月26日

起業なんか絶対するな!?

この記事をTwitterに投稿するはてなにブックマーク はてなにブックマーク│ この記事のカテゴリ: 03. BOOK

起業バカ
渡辺 仁 (著)
cover


読んだ。


内容は、要するに「政府やマスコミが煽っている起業ブームにのって安易な起業なんか絶対するな!」という、起業ブームに浮かされがちな人たちに強烈な警鐘をならす本。


作者自身が起業し、失敗しているので、その恨み(逆ギレ?)も加わって、これでもかこれでもか、とベンチャーやフランチャイズの裏の部分、影の部分、問題点をあげてある。非常に面白く読めた。


 
作者いわく、起業して失敗する人は「会社病」「新聞病」「依存病」という3つの要素をもっていることが多い、とのことだ。


「会社病」とは、自分が勤めていた会社の常識が「社会全ての常識」だと思い込み、自分の成功体験や知識だけで物事を考え、上手くいくはずだ思いこむ病気のこと。


「新聞病」とは、間違いだらけの情報・誤報、会社や公的機関の発表ををそのまま流しているだけの新聞や雑誌・テレビが多いのに、そのことを知らずに、そこで流された情報を全て正しいものだ、と信じ込んでいる病気のこと。


「依存病」とは重要な部分を他人任せにしてしまう病気のこと。悪徳フランチャイズに騙される人が後を絶たないのも、まともなフランチャイズに加盟しても本部がなんとかしてくれるとたかをくくっているうちにどーにもならなくなる人が後を絶たないのも、この病気が原因だ、ということだ。


その他にも、リストラされて再就職できないので起業した人たちが、リストラされて起業コンサルタントなどになった人たちに騙されることが多い、という話や、ベンチャー企業を巡る利権争いの話など様々な話が出てきて、将来、「起業したい」と少しでも思っている人なら一読の価値ありの本だと思う。


しかし、ホント、法律など何も知らない状態なのに何百万、何千万を投資する人が多いのだなあ、と思った・・・。


 
(今日の一言)
・・ところで、筆者は、「起業する人が報われず、『起業を支援する』という名目で事業をする人(起業支援産業?)ばかりが太っていく現象」を非難しているが、この本を出している光文社も、「101人の起業物語彼らはなぜ成功したのか?」とか、「80人の海外成功物語」といった、成功本・起業したい向け本を出している。この本自体も、はっきりいってそもそも「起業したい人・起業に興味がある人」を読者として想定しいる本だ。


つまり、「起業支援産業」なわけで・・・・・・・。
おもいっきり自己矛盾だ。


ああ、ホント、起業っていろいろ難しいですねえ。


(関連?本)
失敗から学べ!「社長失格」の復活学
失敗学のすすめ
借金地獄に克つ!―こうして自己破産・倒産の危機を突破した


(このブログの関連記事)
・成功の法則
・起業のアイデア
・実に起業家な話
・起業家の言葉など



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