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2005年9月18日

音象も意外と重要かも。

この記事をTwitterに投稿するはてなにブックマーク はてなにブックマーク│ この記事のカテゴリ: 02. 心理

怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか
黒川 伊保子 (著)
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9月17日のテレビ番組「世界一受けたい授業!! 」に著者が登場。「音象(音が与える印象についてあれこれ」。


・「がぎぐげご」などの「ガ行」は男性を興奮させる効果があるので、ウルトラマンに出てくる怪獣などによく使われている。(そういえば、男の子に人気のガンダムとかも「ガ行」だね。)


・「ん」は女性に好まれる音なので、雑誌の名前などに使われていることが多い(アンアンとかノンノとか)


・「パ行」は子供に好かれる音なので、ポリンキーだとかポッキーなどのお菓子や、ポンキッキーズなどの子供番組のネーミングに使われていることが多い。
 
・去年は天災やテロなどが続き、不安感が増すことが多い年だったので、今年は安心を求めようと、「アクオス」だとか「アイポッド」だとか、母音である「ア行」のつく商品が受入れられやすかった。(「ア行」は、人間がもっとも力を入れずに出せる音であり、また自然界に含まれる音に最も近い音でもあるから)


歌手なら、「あゆ(浜崎あゆみ)」「大塚愛」、タレントなら「あやや(松浦あや)」「上戸彩」、お笑い芸人なら「アンガールズ」「アンジャッシュ」「アンタッチャブル」など「ア行」で始まる人(グループ)が人気になったのはその影響があったのでは?


・バブル期などみんながイケイケの時は、「バ行」「ガ行」など濁点・破裂音を含む音が好まれる。「ボディコン」「ソバージュ」など強い印象を与える名前のものが多かった。


・2003年から2004年は「サ行」「カ行」「ラ行」など清音が好まれた。子供の名前も女の子は「さくら」「みさき」などが1位になり、男の子とは「れん」「そうた」などが1位になったのがその証拠だ。


・今年後半は、母音が好まれた反動で、濁点を含む言葉が受入れられやすくなる可能性が高い。雑誌にも「グラマラス」などといったタイトルのものが創刊され始めているのは、そういったことが関係しているのでは?


・相手に好印象や親近感を感じている時は、「いやだあ」「うれしい」「エッチ」など母音を含む言葉を使うことが多く、相手を嫌っていたり悪い心象を持っている時は「ばか」「たのしい」「すけべ」などといった言葉を無意識に使うことが多い。


だから、相手と距離を起きたい場合は、母音を含まない言葉を使うと良い。特に「うれしい」よりも「光栄です」、「ありがとう」より「感謝します。」のように漢字を服務言葉を使えば、なお相手との距離をとるのに有効だ。


・・・・といった具合に、いろいろと面白い話があった。気がつかずに人間は音の影響を強く受けているのだ。


 
・・・ただし、この著者の話。細かいところまで見てみると、結構無理な部分も多い。


例えば、「ア行」が含まれている人が受けやすかったから、お笑い芸人もア行で始まる人(グループ)が多かった、といっているが、「ヒロシ」「波田陽区」「ドランクドラゴン」など全然「ア行」じゃない人もウケたわけで、著者が出す話や事例はかなりご都合主義的な部分が多い。


それ故、賛否両論を巻き起こしやすいようである。


 
ただ、音が人間に大きな影響を与える・ネーミング一つで大きな差をつけるということがあるのは、紛れもない事実だ。だから、こういった知識を覚えておくのはきっと役に立つ、と思う。

ところで・・・


 
インターネットの会社なども「濁点」がついているものの方が印象に残りやすい、という話があります。


「アマゾン」や「グーグル」のように濁点の入っている会社は人の心象に残りやすかったから、成功したのだ!なんて説もあるのだそうです。


また日本人は木村拓哉を「キムタク」と短縮して呼ぶように、4文字の言葉を覚えやすい特徴があるので、「楽天」「まぐまぐ」などというサイトがウケているのだ!なんて話もあるのだそうです。


もちろん、日本で最も成功しているインターネットサイトの「ヤフー」は4文字でもなければ濁点も無いし、有名な「ライブドア」は濁点はあるけど、4文字じゃない。


だからこれらの説は、けっこう無理やりな部分もあるわけですが、濁点を使ったり、3文字ないし4文字の方が日本人には受けいれられやすい、というのは、それなりに当てはまっているので、覚えておいて良いかもしれません。


そういえば、以前、「マックとマクド」という記事を書いた時に、マクドナルドの正式な発音は「マクダーネルズ」だが、日本では「マクダーネルズ」という音では受入れられにくいので、「マック」だとか「マクド」などといった3文字のなじみやすい読み方に変えられた、という話を書きましたが、これも上のような話にあてはまるかもしれませんね。


ま、こういった言われてみれば確かにそうなのだけれど、言われてみないと気がつかない人間の心理や性質に関わる話は知っておいて損はないと思います。


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