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2005年10月 5日

人口減(少子・高齢化)を乗り切る秘策・・・?

日経新聞で現在「人口減」についての特集が一面で連載中ですが、それを読んでいて、ふと、昔、堺屋太一氏(だったと思う)が「人口減を経験した国はいくつかあった。そのとき、例えば、繁栄を築いたギリシャは地方の住民を強制的に都市部に集めることで繁栄を維持した。」という話をどこかでしていたのを思い出しました。


日本は「国土の均衡ある発展」というスローガンの元、アチコチに道路をはじめとした公共設備を作りました。おかげで地方のど田舎にまで立派な道路や橋が作られ、それなりに快適に暮らすことが出来ます。


・・・が、現在、新しい公共施設をむやみやたらと作るだけの予算はほとんどありません。また、すでに作った設備を維持する予算さえもなくなってきました。(維持するだけでも約10兆円ほど必要とのこと)


地方の過疎化・地方経済の没落は進む一方であり、今後、上向く気配はなさそうな感じです。


そうなると、当然、今後、地方のど田舎にまで立派な道路や橋を作ることはますます難しくなることでしょう。これまでのように、離島の人や人気のない山奥に住む人まで予算を回すことは出来なくなることは間違いありません。


だから、こういう地方の人にはある程度強制的にでも都市部に移動してもらうように働きかけることこそが人口減時代には重要ではないか、というのがこの説のポイントでした。


 
同じ予算をかけて道路を作っても、100人にしか利用されないのと10万人に利用されるのでは投資効率が全く変わってきます。だから、ある程度、人の集中する地域に投資をしていく方が、予算が少なくなっていく中で豊かさを維持していくのに重要である、というこの説は納得できる部分の多いような気はします。


当然、この説は「地方の切捨てにつながる!」「住み慣れた土地から別の土地に移動しろなどとはとんでもないことだ!」という反発をうけやすい方法論ではありますが、若者が次々に都市部に移っていき地方の過疎化も急速に進んでいるのを見ると、強制的に都市部に移動させなくても遅かれ早かれ、地方に人がいなくなり、都市部にのみ人が集まるということは、現実のものとなりそうな感じです。


だから、少子化しても豊かさを維持していくためには、地方の人を減らして都市部に人を集め、そこに集中的に投資する、という方法論は理屈が通っているような気がします。


少子化すると、GDPが下がり大変なことになる!
少子化対策のために、もっと予算を!
地方を活性化することが重要だ!


こういったことが、少子化問題や地方の凋落についての問題を語る際にはよく言われます。が、全く違う方向からの処方箋もある、というわけです。


物事というのは別の面から見ると全く違う解決策が出てきたりするわけで、そういう多角的に物事を見れることは重要だなあ、と思ったりするのであります。



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