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2005年10月17日

あなたは「下流社会」「上流社会」どちらがお好み?

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下流社会 新たな階層集団の出現
三浦 展 (著)
cover


今、話題の本。


「団塊の世代は『上』に所属する人ほど、『自分らしく生きること』を大事にしているが、その子供の団塊ジュニア世代では、収入が少ない『下』に所属する人ほど『自分らしく生きたい』と答える。」


など、衝撃的な話が多数出てくる。日本は確実に2極化が進んでいることを感じさせ手くれる本だ。


(中略)


・・・ところで、『上流』と『下流』を分けるポイントは「意識」とか「性格」とか「考え方」とか色々あるが、最大のポイントは「コミュニケーション力」だそうだ。「コミュニケーション力」のある人は、就職でも恋愛でも上手くいくことが多く、結果、様々なチャンスに恵まれ、さらにその結果、より環境を手にいれることが多い。


一方、「コミュニケーション力」の低い人は、就職や仕事も上手くいかないことが多く、1人でこもりがちになりやすい。当然、就職や仕事が上手くいかないと収入が増えないので、恋愛・結婚等にも支障が出ることが多いとのこと。


「コミュニケーション力」の向上は、非常に重要とのことだ。


 
あと、「収入が少なくても、自分が好きなことをして生きていけたらそれが一番いいじゃないか」と考えるのは本人の自由であるので、その結果「下流」に入ってしまうことは問題ない。だが、その子供は逆に「もっと良い生活をしたい」と考えるかもしれない。そのとき、問題が発生するだろうとのこと。


下流から上流に移るのは、制度をうまく作っておかないとかなり厳しい。「上流」に所属する親に育てられた子供はそれなりに高度な教育をうけいることが多いので、「上流」に入ることも「いや、もっと自分らしく生きたい」と「下流」の方に移ることも自分で選択できる。が、「下流」で育った子供は「上流」に移ることは相当大変だろう、とのこと。ちょっと印象に残る話だった。


 
まあ、ビジネス書を乱読したり、精神分析が好きだったりする人は、はまるかもしれない本といえる。今の日本の状況を少しでも詳しく知りたいと思ったら、読んでみるのが良いかもしれない。


(関連記事)
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