ありふれた商品を売れるようにする方法とは?
物を販売するとき。
できるだけ他にない商品やオリジナルな商品を販売した方が、価格競争などに巻き込まれずにすむので有利になることが多い。だから、できることなら他にはない商品を扱ったほうが良いといえるだろう。
だが、実際にはそうそう他とは違うオリジナルな商品ばかりを見つけることは難しい。いかにオリジナルな商品であっても、あっというまに同じような製品が作られてしまうことも多い。また、なまじ、他にない商品であるために、その価値を上手く伝えることが出来ず、あまり売れないということも少なくない。
なので、どうしても世の中の多くの人は、他の人も扱っているのと同じような商品を販売せざるを得ないことが多くなり、結果、競争競争で利益が出なくなることも少なくないようだ。
さて、そのような状況で、より売上を増やすためにはどうすれば良いのか?
最も簡単な方法は、「使用価値を変える」「使用場所を限定する」という方法だといえるだろう。
例えば、通販カタログの「通販生活」でもっとも売れている商品の一つであるデロンギヒーターという商品は、当初、普通のヒーターと比べると部屋が暖かくなるのに時間がかかるという欠点を抱えていたため全く売れなかったという。
ところが、「寝室専用」「温風を出さないので、夜寝ているときも快適」という点をアピールするようになった途端、ものすごく売れるようになったということだ。「寝室専用」という、使う場所を限定することによって価値を高めることができたというわかりやすい例であり、一見、特徴のないように見える製品も、このように使用方法を変えたり、使用場所を限定したりすると、売れるようになるというのだから使わない手はないだろう。
また、ある鉛筆のメーカーは、鉛筆の使用量が減少傾向に陥る中、「くじ」として使える鉛筆を販売したら、ヒットしたという。「字を書くためのもの」であるはずの鉛筆を、「削って中の芯の色を当てる」という、まったく今までの鉛筆の使い方とは別の方法を提案すると、ありふれた商品である鉛筆でさえ、売上が変わってくるわけである。この方法はかなり使えるのかもしれない。
以前、「対象を絞れ!」という記事で、単なる「健康食品販売サイト」よりも、「30代男性システムエンジニア専門の健康食品販売サイト」の方が他との差別化ができて良い、という話を書いたが、ちょっとしたことで、ありふれた商品も、価値をたかめることができるのである。
こういう方法も知っておくと、いろいろな展開を生み出すのに役立つかもしれない。
