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2007年1月22日

給与計算ソフト比較検討委員会

この記事をTwitterに投稿するはてなにブックマーク はてなにブックマーク│ この記事のカテゴリ: 17. 雑記3

ふと、去年の今頃なにしてたっけな~?と思い返していたら、顔面神経麻痺を発症して大変な状態になりながら、給与ソフトの変更やらサーバーを新規のものに取り替える作業をしていたことを思い出しました。


もう随分昔の話のような気がします。とりあえず、今は無事に給与ソフトもサーバーも動いていますが、昔使っていた方のシステムは手間はかかるし、頻繁にエラーは起こすし(しかも、エラーがおこると自分では簡単に直せないというう代物)、なにより性能が低いのに年間にかかる料金がメチャクチャ高かったことを思い出します。


(年間100万ほどかかっていた。10年ほど昔、パッケージソフトが今のように安価に普及していなかったために、特注で作ってもらったシステムだったため、リース料やらなにやらがバカ高い契約のままだったのだ)。


今振り返っても、よくあんなシステムを使っていたなあ、と思います。それに比べると、いまは、サポート契約などで年間数万程度で済んでいるので、非常に良い状態。変更して正解だったと強く思う次第であります。


・・・ところで、給与計算ソフトの話なのですが、給与計算ソフトを変更する際、一応、どのソフトに変えるのがいいのか、とカタログを取り寄せたり、体験版を使ってみたり、メーカーの人にデモンストレーションをしてもらったりと、いろいろと情報を収集したのではありますが、その際、ネット上には、それらについて詳しく情報を載せているサイトが実は意外とありませんでした。


(もちろんソフトを作っている会社のサイトには情報は載っているが、比較してどれが良いのか?について論じているところはほとんどありませんでした。)


どの企業でも人を雇っていれば、給与ソフトぐらいは使っているはずですが、でも、わざわざそういう情報を載せるているような人はいませんでした。(そんな暇な人がいなかっただけかも)。


でも、そういう情報もないと結構不便です。


そこで、急に給与ソフトのことを思い出したので、今回、ちょっとだけ「給与計算ソフトは、どういうソフトが良いのか」について、1年前を思い出しながら、少し書いてみることにしました。おそらく、それほど役に立つものだとはいえないでしょうが、まあ、だれかの役には立つかもしれませんから、こういうことも書いてみるのも、いいかな、と思います。


もし、自社で新しく給与計算をソフトを選ぶことがあったら、参考にしてみてください。

 


給与ソフトの選び方


給与ソフトは、検索してみると、結構たくさん見つかります。基本的に給与計算の流れ自体は、どの企業でもほぼ同じということもあって、どのソフトも基本の機能はほとんど同じだといえるでしょう。


給与の入力などの基本的な機能はもちろんのこと、自社独自の計算式を登録しておけば、手当なども自動計算してくれるし、月給・日給月給・アルバイトなど、雇用形態によって別の計算式を登録しておくことも可能です。なので、一見すると、どのソフトを使ってもいいような気はします。


しかし、やはり細かく見ていくと、ソフトごとに違いがあって、見逃してはならないポイントがあります。給与ソフトは一度導入すると、ずっと使い続けていくことだ多いだけに、慎重によく選ぶ必要があるでしょう。社会保険料などが上がったり、節税を考えたりする際にも役立つだけに良く考える必要があります。中でも、特に、次の4つのポイントは確実にチェックしておく必要があるといえるのではないかと思います。


1.年末調整機能がついているか?


給与計算ソフトの基本的な機能は、大抵、どのソフトにもついています。が、ソフトによっては「年末調整機能」がついていないことがあります。これが無いと何かと不便だと思いますが、年末だけにしか使わない機能だけに、ついうっかり見逃しがちです。


だから、必ず自分の会社で、絶対年末調整をすることはない(確定申告しかしない)、という人はとにかく、それ以外の人は、まず、この機能がついているかどうかを必ずチェックしておく必要があるといえるでしょう。


ソースネクストが出している「給与上々 START」や、BSLシステム研究所が出している「給料らくだ普及版」「かるがるできる給料 2」などの低価格ソフト・初心者向けソフトには年末調整機能がついていません。(上位版に当る「給与上々 PRO」「給料らくだプロ4」には年末調整機能がちゃんと付いています。)


また、会計ソフトなどで有名で、木村佳乃出演のCMを割合頻繁に流しているJDL(日本デジタル研究所)の「JDLIBEX給与」なども年末調整機能がついていません。これは、どうも、年末調整は会計士・税理士に任せてください、という方針をとっているために、そういうことになっているようです。注意する必要があるでしょう。


年末調整機能が付いていれば、源泉徴収票の印刷機能などもたいてい付いていますので、この年末調整の機能のあるなしは、必ず気をつけておく必要があるポイントだといえるでしょう。


2.独自の計算式が登録可能か?


その会社独自の計算式によってを手当てなどを計算している会社は多くあります。故に、それを登録することが可能なソフトを選んだほうが良いと思います。


この独自の計算式を登録できる機能は、ほとんどの給与計算ソフトで対応しています。が、やはり低価格のソフトは最初から登録してある計算式しか使用できない場合がありますので、気をつけておく必要があるでしょう。(もちろん、複雑な計算式を採用していない会社は、低価格ソフトでも十分良いわけですが。価格で言うと2万円以上?のソフトならだいたい対応しています。) 


3.外部のソフト・システムとの連携機能はあるか?


給与計算ソフトは単体で使う場合だけとは限りません。タイムカードなどの勤怠管理のシステムやソフトのデータをとりこんだり、会計ソフトなどにデータを送ったりして、使うこともあります。これらができるソフトを選んだほうが基本的に良いといえるでしょう。(もちろん、こういったソフトと連動する必要性がない人は関係ありません)


低価格系のソフトはデータ出力機能はあっても、他からのデータ入力が出来ないことが多いです。また、自社の会計ソフトなどとしか連動しないソフト、というのもあります。ここも注意する必要があるポイントだといえると思います。


(なお、「給料らくだプロ4」「ミロクのかんたん!給与」のように、給与ソフトの中に勤怠管理機能を持つソフトもありますが、多くのソフトは、外部の勤怠管理ソフトと連動する形をとっていることが多いです。)


4.サポート・更新費用はどうなのか?


給与ソフトというのものは、税率や社会保険料が変わったりすると、それにあわせて税率等を変更したり、ソフトのアップデートをしたりする必要があります。また、導入初期には設定を行うために、電話やメールで質問をする人も多いと思います。


そのため、ほとんどの人は給与ソフトの会社とサポート契約を結ぶと思いますが、その対応の良さや、費用も給与計算ソフトを選ぶ際には重要なポイントになるかと思います。(フリーソフトの給与計算ソフトは当然、この法律が変更した際の部分で対応がされない・遅れるという問題あるので使えないことが多い。)


給与大臣Super2006」の応研や、「PCA給与8」のPCAなどはソフトの値段がそもそも結構な値段することもあって、年間のサポート費用も4万円ほどかかります。(LAN版などより高機能なものだとそれ以上かかります)


給料王」のソリマチだと年間3万5千円、「ミロクのかんたん!給与」のミロクだと1万5千円ほどかかります。


一番安いのが、サポート料が一切無料(更新費用はかかるが、割と小額)の「給料らくだプロ4」を販売するBSLシステム研究所。コストパフォーマンスだけ見れば、これが一番良いということになるでしょう。


一般的には良く売れていて、サポート料金も高いところの方が対応も良いといえると思います。が、この辺は時と場合、またはサポート担当者ごとによって変わったりすることもあるので、どれがいいともいいかねる部分があります。価格等を見ながら、自分に見合ったものを選ぶ必要があるといえるでしょう。


・・・という具合に、少なくとも、上の4つは最低、チェックしておく必要があるでしょう。それをチェックした上で、使いやすいもの、自社に合ったものを選ぶことが、給与計算ソフトを選ぶ際には重要だといえそうです。


少しは参考になったでしょうか?


ま、もし、給与ソフトを選ぶ機会があったら、参考にしてください。というわけで、以下、個々のソフトについてちょっとだけ解説して終わりにします。(アマゾンのコメント欄では厳しい評価がされているソフトも、楽天などでは好評価されていることが多いので、情報収集をしっかりする必要があります。)


給料らくだプロ4」・・・実売価格1万5千円ぐらいの低価格給料計算ソフト。低価格なためか、Amazonで「給与ソフト」と検索すると、一番最初に表示される売れ筋ソフト。サポート費用は無料・更新料もそんなに高くないので費用的には非常に良い。


ただ、外部ソフトからデータの取り込みができないし、独自の計算式を登録することも出来ない。コストパフォーマンス的には一番良いので、複雑な給与体系を持っていない会社なら、このソフトが良いかもしれない。


ミロクのかんたん!給与」・・・会計の会社として実績のあるミロク情報サービスのソフト。実売価格約2万円。算定基礎届や月額変更届の作成機能、給与・賞与データから自動で年末調整も行う機能など、基本的な機能は全て付いている。独自の計算式の登録も可能である。ホームページから体験版のダウンロードも可。


個人的には、体験版をホームページで申し込んだら、営業マンがわざわざデモンストレーションしに来て驚いたソフトでもある。交通費と営業マンの人件費で、ソフトの値段を超えているような気が・・。サポート費用で稼ぐつもりだったのかな?まあ、値段的にも機能的にも問題ないソフトだと思う。


給料王」・・・比較的、量販店などでも見かけることが多い、会計ソフトなども販売するソリマチのソフト。実売価格は約3万5千円。更新費用も3万5千円なので、毎年、同じソフトを買っているような気分になるが、機能は充実している。この価格帯からのソフトはマイクロソフトのデータベースソフト(アクセスじゃなくて、MSDEやMSSQL。ソフトに付属。)と連動するタイプのものが多いので、多くの情報を登録することにも長けている。従業員のパート管理(シフト勤務管理)もできます。体験版のダウンロードあり。


弥生給与」・・・何かと話題のライブドアグループの稼ぎ頭である「弥生」の給与計算ソフト。利用者も多く、割と使いやすい。実売価格6万5千円前後。サポート体制に難あり、という噂もあったが、ソフト的には大きな問題はない。利用者が多い分、相談できる人が身近にいる可能性も高いので困った時には問題を解決しやすいかも。HPに体験版あり。


PCA給与9」・・・日経新聞などに良く広告を出しているPCAのソフト。勤怠管理のソフトとの兼ね合いなども含め、いろいろ比較した結果、最終的に私の会社で導入したのもこのソフト。基本機能は一通り付いている。時々、微妙に使いにくいところが見つかるが、ま、基本的には問題ない。販売価格は17万前後。更新費用も4万円ほどかかるので、コスト的には良いとはいえないが、なにしろ、以前使っていてシステムがひどかった上、料金もかかりまくっていたので、個人的には全然気にならない。ユーザーインタフェース(使い勝手)は結構使いやすいほうだと思う。体験版ダウンロード可。


給与大臣」・・・大臣シリーズを販売する応研のソフト。価格もPCAと同様、約17万ほど。個人的には、ユーザーインターフェースが最も気に入ったので、これを導入したかったのだが、最後に候補から外れた。ちょっと高いので、小さな企業には向かないかもしれないが、基本機能はバッチリ付いているので、50人以上の社員がいるのなら導入しても良いかもしれない。


体験版は大臣シリーズ全てが入ったCDを郵送で送ってきます。ホームページから申し込んでください。

あと、オービックの「給与奉行」だとかいろいろあるけど、だいたい上のソフトのどれかを選べば良いのではないかと思う(大企業でない限り)。自分の会社に合ったのを選ぶのが結局、一番良い、ということだけは間違いないですが・・・。


※(番外として「Excelで給与計算&勤怠管理―シフト制にもきっちり対応!」みたいなものもある)


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