日本では「お任せ」「まるごと」「セット」の方が売れる?
昨日、メガマックの記事を書いて思い出しましたが、マクドナルドは単品で商品を頼まれたときよりも、セットメニューの商品を頼んでもらった時の方が儲かるのだということだ。
お客さんは単品で、ハンバーガー、ポテト、ドリンクをそれぞれ頼むよりも、セットで頼んだ方が得をするので喜んでセットメニューを頼むことが多いが、マクドナルド側にとっては、ハンバーガーよりも圧倒的に粗利の多いポテトやドリンクを頼んでもらった方が圧倒的に儲かるので、セットで頼んでもらった方が良いのだということだ。(ドリンクSサイズが現在100円。原価がおそらく10円程度なので粗利は90%もある)。
このように「○○セット」にした方が、お客さんも喜ぶし、売り手側にとっても大いにメリットがあることは実は多い。なかなか利益が上がらず困っている企業は、こういう方式を取り入れてみるのもいい方法かもしれません。
TV通販でおなじみの「ジャパネットたかた」が、パソコンを販売するときに、プリンタやデジカメなどを一緒にセットで販売するのは、日本人が「○○セット」の方を好む傾向がある上、単品だと他のお店と商品の価格を比較するのに、セットだとそれがやりにくくなるためという効果もあるので、セット販売を行っているのだそうだ。
また、「わずらわしいことはイヤ、難しそうなことはイヤ、お金を払ってもいいから全部やってくれ」という人が日本には多いから、引越し会社が「おまかせパック」のような形で「すべてやります」というサービスを提供していたたりすると好評で、利用者が多いのだいうことだ。旅行会社は客単価も増えてハッピー、お客さんは面倒くさい仕事をしなくてすんでハッピーというわけである。
いわれて見ると単純だけど、意外と売り手にも買い手にメリットがあるのが、この「総合」とか、「まるごと」だとか、「セット」だとかといった方式だ。こういうのを使ってみるのも、また重要かもしれません。
(今日の一言)
日本では風邪薬も「せきにも喉にも発熱にも効きます」という総合薬がよく売れているといいます。
でも、当然、どの症状にも効くということは、一つ一つの症状の有効成分が少しずつしか入ってないということであり、その結果、風邪の治りが遅くなるということでもあります。
つまり、あまり薬としては大したことがなくても、「なんにでも効く」という文句がの方が、多くの人の心を引くというわけです・・・。
日本人の気質は、こういうところにも表れて・・・・いるわけです。
(今日の一言2)
マックシェイクが少し飲みにくいのは、赤ちゃんが母乳を飲むスピードで飲むように、ということを考えた結果、あのような感じの飲み物になっているのだとか。
こんなのも人間の心理を考慮したマーケティングといえるかも。
