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2008年03月19日

職場活性法4.お互いを誉める会を作る

カテゴリー : 20.すごい職場の活性法

職場のチーム力・団結力を高めたり、社員の定着率を高めたり、職場の風通しをよくしたり、モチベーションを高めたりするためには、何をすればいいのか?


給与制度や人事制度を変える?上司がコーチングなどのスキルを専門のトレーニングを数ヶ月~1年程度受けて身につける?自己啓発セミナーとか研修を受けさせる?


まあ、そういう方法もあるけれど、手間やコストの割に意外と効果が出ないことが多いです。「改革だ!」と上から大上段に構えてみても、社員の反発を受けるばかりで空回りすることも多いです。


そこで、簡単に出来る以下のような方法を試してはいかがでしょうか?


職場活性法その4.「お互いを誉める会を作る」


日本人の多くは小さいときから減点主義の中で育ち、失敗すると責められますが、結果を出したり、上手くものごとを進めても、あまり大きく誉められることがありません。


アンケートをとったときに「良い」「まあ良い」「普通」「少し悪い」「かなり悪い」の中から評価を選んでください、といわれたとき、日本人の多くは真ん中の3つのどれかを選ぶことが多く、「良い」を選ぶことはよほど良く思ったときでないと、つけない傾向があると言われています。


一方、アメリカなどでは「良い」を選ぶ人がかなり多く、「まあ良い」でさえ、かなり大きな問題があったときじゃないと、つけないと言われています。


日本という国は、とにかく人を誉めることが少ない国だといえそうです。


仕事の場でも、何か成果を出した部下に対して、軽く「よくやった」程度にしか誉めない上司が、何かミスした場合は烈火のごとく怒り出す、ということは珍しくありませんが、これでは人は萎縮し、新しいことに挑戦しなくなるし、次第にやる気を失ってしまいます。


また、「お前はここが悪い。」とか、「ここを直すべきだ!」といったことを延々部下に注意し続ける上司もいますが、これは言っている本人は「本当にそこを直せば良くなる」という気持ちで、相手にも良かれと思って言っているのだとしても、これは全くの逆効果になることが多いです。


人というのは欠点を指摘され続けると、そこを直そうと思うよりも、気分が落ち込み、その部分を意図的に見ないようにすることで心のバランスをとろうとすることが少なくありません。また、欠点を指摘し続ける相手に対して、怒りや敵愾心を持つことも少なくありません。これでは、全く欠点の改善にはつながらず、しかも、お互いを「こいつはひどい奴だ」と思うなど、非常にまずい状況になっていまい、あまり良くありません。


そうではなくて、「君はここが良いけれど、ここを直せばもっと良くなるよ!」という具合に、誉めて相手の自尊心や向上心を高めながら、欠点の改善をさせる方向に持っていった方が、結果的に上手くいくことが多いようです。


こういったことからも、もっと意識的に「誉める」ことが、やる気を高めるためにも重要なのではないかと思います。そのためにも、「誉める機会」を積極的に増やすことが望ましいでしょう。


月に一度はお互いの長所を言い合って誉めあう日を作る。周りの誰かが結果や成果を出したときには、「彼は今日、○○を受注しました!みんなで誉めてあげましょう!」「彼女の今日のお客さんへの対応は素晴らしいと思います!」というメールを職場のみんなに出して知らせる。


「サンクスカード」のようなものを作り、何か感謝することがあったら、必ず「○○をしてくれて、ありがとう」と書いて渡すようにする、というやり方もあります。


形になるもので渡されると、相手の心にかなり強く響きます。また、誉められた効果が目に見える形で残ると、誉められた喜びの効果が言葉で言われたときより長く持続します。人間、カードのようなものでも、感謝されたり誉められたりすれば、やる気が出てくるものだし、誉められれば相手のことを良く思うようになるので、お互いの結びつきも強くなっていくでしょう。


しかも、カードという形に残るものなら、誰が誰をどれだけ誉めたのか、を後で調べることができるので、だれがたくさん誉められているのか、だれがたくさん誉めているかを把握することも出来ます。


それを元によく誉められている(カードを渡されている)人や、誉めている人を表彰し、一方、カードを渡していない人(つまり、あまり人を誉めたり、感謝の言葉を伝えていない人)からは罰金を取る・・・という方法をとれば、よりお互いが誉めあうようになり、結果、お互いのモチベーションが高まったり、結びつきが強まったり、また、期待に応えようと、次からさらに張り切って物事に取り組むようになる効果が期待できるのではないかと思います。


これをお互いにやっていけば、結びつきも高まるし、職場の活性化にもつながっていくようになるのではないでしょうか?


最初は気恥ずかしいこの「誉めあう」という行為も、やっていけば癖になるし、なによりお金をかけずに職場の活性につなげることが出来るでしょう。


こういう方法を試してみるのも良いのではないでしょうか?


(追記)
なお、この「誉める会」の逆に、「お互いがここを直すべきではないか、と思っていることを腹を割って話し合う会」のようなものを開催するのは、あまりオススメできません。


というのも、人は「どんなに悪く言われても構わないから、私の直すべきところを率直に言ってくれ」といっても、本当にあれこれ自分の欠点を言われたりすると、傷つき、モチベーションが大幅にさがってしまうことが珍しくありません。しかも、「そんなことを心の底で思ったいたのか!!」と、自分が言ってくれ、といったにも関わらず、相手に対して強い不信感のようなものを抱いてしまうことも珍しくないのです。


それ故に、よほどお互いの親近感や信頼感が高まった状態でないと、この方法は職場の人間関係の崩壊につながりかねないので、避けた方が良いでしょう。


まずは、「誉める会」を作って、お互いを誉めあう、というところからスタートした方が、それぞれの人のモチベーションが高まり、結果的に、相手の欠点部分もあまり気にならなくなる、ということにつながったりするので、効果的なのではないかと思います。


なぜ社員はやる気をなくしているのか コーチング入門 (日経文庫) 社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論

 
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