職場活性法6.お客さんの感謝の言葉を集めて掲示
職場のチーム力・団結力を高めたり、社員の定着率を高めたり、職場の風通しをよくしたり、モチベーションを高めたりするためには、何をすればいいのか?
給与制度や人事制度を変える?上司がコーチングなどのスキルを専門のトレーニングを数ヶ月~1年程度受けて身につける?自己啓発セミナーとか研修を受けさせる?
まあ、そういう方法もあるけれど、手間やコストの割に意外と効果が出ないことが多いです。「改革だ!」と上から大上段に構えてみても、社員の反発を受けるばかりで空回りすることも多いです。
そこで、簡単に出来る以下のような方法を試してはいかがでしょうか?
職場活性法その6.「お客さんの感謝や喜びの言葉を掲示する」
給与を引き上げなくても、社員がモチベーションを高め、自発的かつ前向きにに行動するようにする方法があります。
それが・・・
「お客さんに喜ばれたり、感謝されたりすること」。
人は、他人に喜ばれると自分もうれしく感じるという性質を持っています。また、感謝されて悪い気分になる人もいないでしょう。
お客さんに喜ばれたり、感謝されれば仕事も楽しくなるし、さらにお客さんに喜んでもらうために、いっそう張り切るようになります。そういった効果もあるだけに、お客さんの感謝の言葉、喜びの言葉は積極的に集めて、見える位置に掲示していくことが、非常に有効な方法であると思います。
といっても、どうやってお客さんの喜びの言葉・感謝の言葉が集めればいいのかわからない、という人は少なくないかもしれません。飲食店などで、「お気づきのこと・お店への要望があったらお書きください。」というアンケート用紙を配っていることがありますが、あの用紙で集まるのはほとんどの場合、クレームです。クレームは、問題の改善点がわかるので、経営上は非常に重要なものではありますが、あまりクレームばかりだと、働いている人のモチベーションは下がっていってしまいます。
だから、いっそのこと「このお店の良かったと思えること・ここは誉めたやりたいと思うことを書いてください。」という用紙を配ってみるぐらいの方がよいかもしれません。場合によっては、書いてくれた人にプレゼントをする・割引券を配る、ぐらいすれば、ある程度は集めることが出来るのではないかと思います。
また、最初は、もともと親しい取引先やかなり贔屓にしてくれる常連客にお願いして書いてもらうのもいいかもしれません。最初は、集めるのが難しいかもしれませんが、一度集まりだせば、それが従業員のやる気を引き出し、よりお客さんを喜ばそうとする→結果として、さらにお客さんの喜びの声・感謝の声を集めることにつながる、という良い循環にはいると思います。
(最近は、覆面調査員(主婦が多い)に依頼して、誉めるべき場所を見つけてもらう、という方法をとるお店も少なくないのだということです。覆面調査員も悪いところだけを探すのではなく、良いところも探すお仕事になりつつあるのだとのこと。)
集めた声は、職場の人の机の上や、机の前の壁、ロッカーやトイレのちょうど視線の来る位置、など視野に入りやすい位置に常においておくようにしましょう。それが、従業員のやる気を高めたり、モチベーションを高める効果をもたらしてくれるでしょう。
大きな効果を発揮する、お客さんの感謝や喜びの言葉を集めて掲示するという方法。今すぐトライしてみてはいかがでしょうか?
(追記)
なお、この「お客さんの感謝や喜びの言葉を掲示する」という方法。実は、働いている人だけではなく、取引先や、お客さん自身にも良い影響を与える、と言われています。
取引先の人が来社・来店したときに、「お客さんの感謝や喜びの言葉」がいたるところに貼ってあれば、その取引先の人は、やはり「この会社は良い会社だ」と思い、より取引をしたい、という思いを強くすることが多い、ということです。
また、お客さんの見える位置に、この「お客さんの感謝や喜びの言葉」が掲示してあるお店は、クレームが減り、満足感が高まる傾向があると言われています。
人間というのは、周囲の声や環境に影響を受けやすいので、クレームや悪口ばかりが目立っている会社やお店に対しては自分もクレームや悪口を言ってもよいと思いやすいので、攻撃的になり粗さがしをしやすくなる傾向があると言われています。
その一方で、感謝の声・喜びの声を多い会社やお店に対しては、ここは良い店だ・悪口を言うようなお店ではないのだと思い、良い点を探そうとする傾向が強まるために、結果として、クレームが減ったり、満足感が高まったりするのではないかと、考えられています。
こういった効果も期待できるだけに、試してみる価値はあるのではないかと思います。



