職場活性法10.達成日記を書かせる
職場のチーム力・団結力を高めたり、社員の定着率を高めたり、職場の風通しをよくしたり、モチベーションを高めたりするためには、何をすればいいのか?
給与制度や人事制度を変える?上司がコーチングなどのスキルを専門のトレーニングを数ヶ月~1年程度受けて身につける?自己啓発セミナーとか研修を受けさせる?
まあ、そういう方法もあるけれど、手間やコストの割に意外と効果が出ないことが多いです。「改革だ!」と上から大上段に構えてみても、社員の反発を受けるばかりで空回りすることも多いです。
そこで、簡単に出来る以下のような方法を試してはいかがでしょうか?
職場活性法その10.「達成日記を書かせる」
最近、若い世代が仕事をするときに重きを置いている部分が、単に生活費を稼ぐことから、「自己実現につながるか」「自分が成長するのに役立つか?」という部分に比重が移りつつあります。
それゆえ、いくら給与がそれなりの額もらえていたとしても、自分の成長につながっていなかったり、マンネリ感があって、新しいことが身についていっていないと感じた場合は、躊躇なく退職し、別の職場を探すことが増えていっているようです。
しかし、世の中、そうそう次から次に新しい、エキサイティングなことばかりが起こる刺激的な職場はそんなにありません。大抵の職場は日々同じような業務を繰り返すところが多いだけに、この問題を解決するのはなかなか難しいところです。
そこで、「達成日記」を職場の人に付けてもらう、という方法を使ってみるのはいかがでしょうか?
達成日記とは、「今日、何か新しいことを身につけた」とか、「新しい体験をした」ということを書いてもらう日記のこと。例えば、「今日、○○という知識を初めて知った。」とか、「△△さんという取引先の人と知り合いになった。」「××という技術を身につけた」「□□さんという初めてのお客さんにありがとう、と感謝の言葉を言ってもらえた」「○○万円の売上目標を初めて達成した」ということを書いてもらいます。
これを毎日書いてもらうと、多くの人は「自分は全く成長していないのではないか」「どこか新しい職場に移らないと、何か新しい知識やスキルを身につけることは出来ないのではないか?」という気持ちを抱きにくくなるようです。
なにしろ、どんな些細なことでも毎日毎日、「こんなことを身につけた」「こんなことを達成した」と書いてあるノートが目の前にあるのと、自分が成長していないと感じにくくなります。また、この日記を書き続けると、時間が経てば経つほどほど、書き込まれたページが増えて、その人の実績・自信にもつながっていきます。
こういう方法も、意外と効果を発揮するので使えるのではないかと思います。
この達成日記を付けるという方法、経理事務のような、そうそう新しい出来事が起こるわけでも、新しい知識が身につくわけでもない部署にいる人にも効果を発揮するようです。というのも、毎日、達成日記を書いている人は、「今日は、何を達成できそうか」「今日は、何か新しいことを体験できないだろうか」ということを常に意識するようになるので、ただ漫然と過ごしていた場合に比べて、新しいことを身につけようとする意識・体験しようとする意識が普段から強くなり、結果的に、新しいことを身につけていくようになるので、「自分は全く成長していないのではないか」とは感じにくくなるからです。
(ブログを書いている人が、日常の些細なことも「これ、ブログのネタに使えそう」と考えるようになったり、家を購入しようと思っている人が、これまでほとんど目に留まらなかった家の広告に目がいくようになるのと似ている)
「達成日記」を付けるという方法も、予想外に高い効果を発揮する方法だといえるので、使ってみると良いのではないかと思います。



