職場活性法32.チューター制度を導入する
職場のチーム力・団結力を高めたり、社員の定着率を高めたり、職場の風通しをよくしたり、モチベーションを高めたりするためには、何をすればいいのか?
給与制度や人事制度を変える?上司がコーチングなどのスキルを専門のトレーニングを数ヶ月~1年程度受けて身につける?自己啓発セミナーとか研修を受けさせる?
まあ、そういう方法もあるけれど、手間やコストの割に意外と効果が出ないことが多いです。「改革だ!」と上から大上段に構えてみても、社員の反発を受けるばかりで空回りすることも多いです。
そこで、簡単に出来る以下のような方法を試してはいかがでしょうか?
職場活性法32.「チューター制度を導入する」
就職超氷河期と言われた時代ですら、会社に入ってから3年以内に3割がやめてしまうといわれていましたが、最近は、少子化や団塊の世代が定年に達して大量退職している影響もあり、就職活動者に非常に有利な状況が出来ているので、苦労しなくて良い分、非常に意識の低い新入社員が増えおり、ますます新入社員が辞めやすくなっていると言われています。
しかも、競争を否定する教育を受けて育った「ゆとり世代」であるため、非常に打たれ弱く、ちょっと注意しただけで心が折れて辞めてしまったり、情報化の影響で頭でっかちになりすぎて、自分の理想と現実がちょっと違うだけで辞めてしまったり・・・という状況も珍しくなくなっているといわれています。
こういった世代の離職を食い止め、なんとか、戦力化していかなくてはならない職場の方の中には、頭を抱えて困り果てている人も少なくない、というのが実情のようです。
そこで、そんな状況に対応するため、最近、「チューター制度」というものが、多くの企業で離職率低下の為に導入されつつあります。この制度があった方が、新人社員の離職を食い止める確率が高くなるとのことです。
チューター制度とは、要するに、世話役をつけること。新入社員1人か2人につき、1人の社員を世話役としてつけ、相談に乗ったり、きめ細かいフォローをさせることで、あっさりと離職させないようにする、という制度です。
チューター(世話役)は、事前に言葉遣いや誉め方をはじめ、世話役としての心得やテクニックを研修などで学びます。その結果、職場に入ってきた新入社員を何も訓練しないまま、でたらめに指導したりする場合に比べて、より相手に即した指導・より相手の心をつかむ指導ができるので、新入社員があっさりと辞めるということが減らせる効果があるといわれています。また、1人か2人の新入社員につき、1人の社員をつけることで、新入社員が放ったらかしになり、疎外感を感じて辞めてしまう、というのを避けることにもつながるとのことです。
この方法は多少手間がかかりますが、新入社員が離職する率を確実に減らすこともできるようです。しかも、指導術のようなものを多少なりとも元々職場にいる社員が学ぶことで、他人に対しての接し方や物の言い方を良くすることが出来るようになり、結果的に、元々いる社員同士のコミュニケーションもよりスムーズに行えるようになる効果も期待できるようです。
会社によって「メンター制度」「バディ制度」「里親制度」といった具合に名前を変えたり、制度に多少工夫を加えたりしているようですが、この「世話役制度」を導入する企業は増えつつあるとのことです。
こういった方法も使ってみると、離職率の低下や職場の活性化につなげることが出来るので、導入してみてはいかがでしょうか。



