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2010年3月23日

悪いところを治すのではなく、良いところを抑える?

この記事をTwitterに投稿するはてなにブックマーク はてなにブックマーク│ この記事のカテゴリ: 17. 雑記3
超高齢化社会を迎えている現代の日本。そのために日本人の死因で脳梗塞や脳出血などの脳血管疾患が3位になっています。また命は取り留めたとしても脳機能障害という後遺症を抱える患者になってしまいます。


そんな患者たちに希望の光を灯す新たなリハビリ治療法が開発され、世界から注目を集めています。その治療法を考案したのが慈恵会医科大学の安保雅博教授です。安保教授の治療法は逆転の発想で、損傷していない健側の脳に磁気刺激を加え、その後集中リハビリを行うというもの。この治療法を受けた患者全員の後遺症が改善しているというのです。


録画したままになっていた先々週のこの番組を見ました。右顔面神経麻痺を発症した身としては、麻痺について(これは脳梗塞などによる麻痺だけど)扱っている番組なので、非常に興味のある内容でした。


この先生の治療法は、磁気発生装置を脳梗塞や脳卒中によってダメージを受けた側ではなく、正常な方にあてるというもの。すると、その結果、正常な脳のほうの働きが抑えられ、障害のある方の脳が正常な脳の強い干渉を受けなくなり、少しずつ働き始めて麻痺していた腕や手なども動き出す・・・という方法です。


通常、麻痺の発症後は、最初の1、2ヶ月間はリハビリなどによって大きく状況が改善するけれど、それを過ぎるとほとんど良くならないことが少なくないのに、この方法では、10年以上麻痺したままよくならなかった人さえも、良くなる画期的な方法だと言うことです。


しかし、悪い方を刺激して良くするのではなく、良い方の働きを抑えると悪い方が働き出して状況が改善するとは・・・。ちょっと、目からウロコの方法でした。


まだまだ人間の体はわからないことだらけなんだなあ、ということを改めて思った次第です。



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